2012-02-12 23:53:55
もうすぐヴァレンタインということで。
かなりベタな感じですが、せっかくなので「Messenger」の主役、ユルスナールとリョウの二人でイラストを描いてみました。
題して
「甘い生活(スラートカヤ・ジーズニィ)」。
ロシア語の名詞には「男性」「女性」「中性」と三つの性があるのですが、【ジーズニィ:生活(英語で言う所のLife)】は図らずも女性名詞なのです。面白いなぁと今更ながらに思いました。
いつもの如く絵が安定していませんが(特にユルスナールの方)、二人の直視するには恥ずかしい感のあるラブラブっぷりが描けた気がいたします。だって一応新婚ですからね。
「北の砦」が舞台ということで、前回の腕相撲大会の時のように二人の格好もラフな兵士仕様です。
リョウが身に着けているエプロンは、オリベルト将軍からの贈り物(笑) 紅い刺繍がトレードマークのロシア・リネンで有名なアルハンゲリスクの特産品をイメージしました。
そしてチョコレートと言って忘れてはならないのが、【カンフェーティ】と呼ばれるロシア・チョコレートたち。
親指くらいの長方形で、中にキャラメルやウエハース、クリームなどが入ったものをチョコレートでコーティングした甘いお菓子です。
市販のものは、一つ一つが小さな包み紙で巻かれていて、この包み紙が少しレトロな感のある色とりどりのイラスト付きでとてもかわいらしいものなのです。モスクワの市場ではこれが山盛りになって量り売りで売られていて、お土産としては定番でした。
上のイラストの中でも【カンフェーティ】を真似をしようとして、挫折した感が。この中では先を捻っていますが、実際には先っぽを三角に折ってあります。
今回、色々とロシアのネットを漁っていたら、【カンフェーティ】のレシピ集が載ったサイトが沢山あって、本当に食べたくなりました。
二枚目は・・・・・・・・・もう色々駄々漏れでスミマセン。
一枚目のポップな感じのイラストとはがらりと雰囲気を変えて。少し大人な感じのものを煩悩の赴くままに描いたら・・・・・・・何故か、こうなりました。
R18短編集の方の「Insomnia」的イラストです。
タイトルは
「甘いもてなし(スラートカイェ・ウガシェーニィエ)」
使っているのは、上記と同じ「甘い」という形容詞ですが、「ごちそう、もてなし」を意味する言葉「ウガシェーニィエ」が中性名詞なので、語尾が変化しています・・・・・・というのはどうでもいいことですが。
いまだ続けている「Messenger」 の番外編ではこれらの二枚を念頭に置いた小話を書きました。
http://ncode.syosetu.com/n9199n/222/
ベタすぎる感じですが、バレンタイン前になんとか更新出来てよかったなぁと思っています。よろしければどうぞ覗いてみてください。